6月のChronoPulse 時計指数は1.2%上昇 3カ月連続のプラスに
カルティエは6月に5.9%上昇し、ChronoPulse Indexは1.2%上昇


Johannes FörsterChrono24
- 6月のChronoPulse(クロノパルス)時計価格指数は、1.2%上昇。月間トップはカルティエ(+5.9%)で、続いて、チューダー(+1.7%)、ジャガー・ルクルト(+1.7%)、パテック フィリップ(+1.7%)。
- 13ブランド中10ブランドが6月をプラスで終え、チューダー、ジャガー・ルクルト、パテック フィリップはそれぞれ約+1.7%の上昇。
- 過去6カ月では指数は5.5%上昇。上位を占めたのは、カルティエ(+9.9%)、タグ・ホイヤー(+8.6%)、チュードル(+7.9%)。この6カ月で、対象となるすべてのブランドがプラスに。
カールスルーエ、2026年7月14日。ChronoPulse(クロノパルス)時計価格指数は6月に1.2%上昇し、3カ月連続のプラスとなりました。カルティエが+5.9%でペースを牽引。上昇は指数全体で見られ、13ブランド中10ブランドがプラスとなりました。ここ数カ月、一次市場(新品市場)での時計価格は上昇しており、二次市場(中古市場)もそれに追随しています。スイスからの輸入品に対する米国の関税は39%から15%に引き下げられ、2025年11月に遡って適用されています。しかし、米国内でのスイス製新品時計の実質価格は依然として押し上げられており、大西洋の両岸のバイヤーにとって二次市場の魅力が保たれる結果となっています。
過去6カ月では指数は5.5%上昇。同期間で対象となるすべてのブランドがプラスとなったのは今回が初めてです。過去1年間では、指数は7.9%上昇しています。
6月の市場を動かした主要ブランド
- カルティエが首位(6月+5.9%、6カ月間+9.9%、1年間+13.2%)となり、6月は同指数におけるカルティエ史上最高の月となりました。同ブランドは現在、あらゆる期間で首位に立っており、タンクおよびサントスの各リファレンスへの安定した需要がこの上昇を牽引しています。
- パテック フィリップも上昇を継続(6月+1.7%、6カ月間+6.8%、1年間+12.2%)。ノーチラスおよびアクアノートの供給は依然として逼迫しており、レンジ全体の価格を支えています。1年間で見ると、パテック フィリップは2番目に高い上昇率を記録しています。
- チューダーも好調を継続(6月+1.7%、6カ月間+7.9%、1年間+5.5%)しており、すべての期間で着実な上昇を見せています。手が届く価格でプレミアムな品質を求める購入者にとって定番の存在であり続けており、これが安定した需要を支えています。
- ジャガー・ルクルトは回復基調を継続(6月+1.7%、6カ月間+2.7%、1年間+4.9%)。3カ月連続のプラスとなり、年初に失った分を取り戻しつつあります。
- ロレックスは堅調を維持(6月+1.5%、6カ月間+4.5%、1年間+8.4%)しています。「Watches and Wonders 2026」でのGMTマスター II「ペプシ」の生産終了以降、需要は高水準を維持しており、6月もさらに+1.5%上昇しました。
- ヴァシュロン・コンスタンタンは上昇を継続(6月+1.3%、6カ月間+7.7%、1年間+9.3%)。4カ月連続のプラスとなり、超高級時計分野では6カ月間で首位に立っています。
- ブライトリングとオメガもさらに上昇(6月はブライトリング+0.8%、オメガ+0.8%)。6カ月間でもいずれも着実に上昇しており、ブライトリングは+6.2%、オメガは+2.7%となっています。特にブライトリングはここ数カ月間上昇しており、長らく続いた低迷は脱しつつあるようです。
- ウブロとタグ・ホイヤーは現状を維持(6月はウブロ+0.1%、タグ・ホイヤー+0.2%)しています。それぞれ+6.2%、+8.6%という好調な6カ月間の後、6月は両ブランドとも落ち着きを見せました。タグ・ホイヤーの半年間の上昇率は、同指数の中で2番目の高さを維持しています。
市場の傾向
13ブランド中10ブランドが6月にプラスとなり、この6カ月で、対象ブランドはすべてがプラスとなりました。カルティエの急伸から、オメガ、ブライトリング、タグ・ホイヤーの着実な上昇まで、このトレンドは需要が一部のブランドにとどまらず、市場全体に及んでいることを示しています。1年間で見ても状況は同様に堅調で、13ブランド中11ブランドがプラスとなり、カルティエ(+13.2%)とパテック フィリップ(+12.2%)が牽引しています。
Chrono24ブランドエンゲージメントチームリーダー、バラシュ・フェレンツィ「4月から続く傾向を、6月はさらに裏付ける結果となりました。上昇が一部のブランドに集中するのではなく、指数全体に広がっています。カルティエの5.9%という数字が見出しを飾りますが、より重要なのは13ブランド中10ブランドが上昇したという点です。そして6カ月間で見ても、対象となるすべてのブランドが今やプラス圏に入っています。これは一貫した傾向と言えるでしょう」
データについて
ChronoPulse(クロノパルス)時計価格指数は、Chrono24のマーケットプレイスにおける実際の取引データに基づき、13の主要時計ブランドおよび140以上のモデルにおける価格動向を追跡しています。変化率(%)は随時算出されたものです。時計価格指数では、すべての取引を取引時の実勢為替レートでユーロに換算しています。取引量の少ないブランドの前月比データは、短期的な変動が大きくなる場合があります。
詳細はこちらをご覧ください:chrono24.jp/chronopulse